この楽器の完成度の高さを示す分かり易いポイントをひとつ:
従来のフラットヘッド・スタイルの5弦ベースによく現状で見られる設定ですが、ナットの先でテンションバーを用いてひとまとめに張力を与えている仕様のものが在りますが、あれはヘッド部での張力バランスを整える事が出来なかった結果、ひとまとめに一律の負荷を加えているものです。
当然ながら大ざっぱなバランスしか得られませんし分離能も落ちます。
またペグレイアウト/3×2などのアングルド・ヘッド構造の多弦ベースの場合では、スラップ/チョッパーに不向きな傾向が強く、スラップ音自体にかなり違和感が出ます。その手のヘッド角付きのネック仕様のベースを所有するプレイヤーがスラップをあまり行わないのも実はそこに理由があります。
この双方のデメリットを出す事無く4弦のサウンドに劣る事の無い5弦ベースを完成させる為にどうしても必要だったのが今回のスロープヘッド設定だった訳です。
今回は当然ながら世界で2番や3番のクオリティや完成度のベースを目指したわけではございませんのでトップクラスの音楽性を備えたパッシブ5弦ベースのプロトとしてチェックにお越し下さいませ。
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